中野区 新井薬師前の歯医者 あおい歯科クリニック

あおい歯科クリニック

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小児の歯科健診

専門医師が担当しています

お子様の歯の健診については、岡田 弥生 歯科医師が拝見しております。
(第1土曜日 午前、第3金曜日 午後)

 
岡田弥生歯科医師からのご挨拶 ~健康な歯は一生の財産~
むし歯ってみがけばとまるんだヨ

杉並区に25年勤め、区内5か所の保健センターで乳幼児歯科健診に従事してまいりました。そこで知ったのは、虫歯の進行は手入れと食生活でかなりコントロールできるということです。虫歯は進行するもの・・・という常識が間違っていたのではないかという体験です。それで、それで、2008年3月に『むし歯ってみがけばとまるんだヨ』(梨の木舎1,650円)、2020年12月に『健康な歯とあごをつくろう』(ヒポ・サイエンス出版1,100円)を書きました。

どんな病気でも、初期では見つけるのは大変ですが、大事に至らずにすみます。ですから、初期に見つけ対応するために、定期健診が大切です。

健診の際には虫歯が現在なくても、今後、どこに、どういう虫歯ができるリスクが高いか? それを避けるには何に気をつけたら良いのか? ということを保護者の方にお話ししております。
虫歯だけでなく噛み合わせのわるさも、成長・発育期に気をつけることで予防できるケースもあり、将来、矯正治療をしなくてもすむということもあります。顎は毎日の生活の中で育てるものです。

健康な歯は一生の財産です。お子さまの歯を継続的に診て、健康な歯と顎を育てていく健診を受けて頂ければ幸いです。

むし歯ってみがけばとまるんだヨ

2008年3月 岡田弥生(著)『むし歯ってみがけばとまるんだヨ』より抜粋

初期むし歯は、食生活とケア次第で止まります。
まずは、溶けかかった状態を確認してもらってから、その原因を一緒に考えます。
「お母さん、ここ、むし歯になりかかっているんだけど、気がついていました?」
ときくと、
「ええ!?どこですか?」
「ここ。ここの白っぽいところ見えます?」
「ええ!?これがむし歯なんですか?」
「溶けかかりです。まだ本格的なむし歯ではないけど、ごく初期のなりかかりです。止まれば問題ありません。」
「そういえば白っぽいですね。ここのところ甘いものが増えていたので気になっていました」
初期むし歯を発見し、それが進行しないようにコントロールすることは、保護者の方との共同作業です。保護者の方の協力なくしてはできません。
歯科医は脇役、主役はお母さん、お父さんなのです。

子どもの歯は、どんなものを食べたり飲んだりしたか、どんな手入れをしたか、食生活とケアを正直に反映します。努力すれば誠実に答えてくれる乳歯は、手をかける甲斐があるのではないでしょうか?
歯の表面では脱灰と再石灰化がたえず起こっています。
「むし歯ができてしまった」ということにはマイナスの印象があるかと思いますが、進行が止まっている、治すことができたむし歯には、負を正に転換した価値があると思います。
それで、進行が止まっているこの”花まるむし歯”には、「これは勲章です。お母さんの努力の賜物です」と言っています。
この体験を、歯とのつきあい方の基礎として、役立ててください。
そうすれば、永久歯は一生削らずに過ごせるのではないでしょうか。

健康な歯とあごをつくろう

2020年12月 岡田弥生(著)『健康な歯とあごをつくろう』より抜粋

こどもさんたちへ
まいにち、なにげなく、噛んで食べている歯は、あってあたりまえ、ですが、歯について、かんがえたことはありますか?歯が生え変わること、ふしぎだと思いませんか?乳歯が永久歯に生え変わる、からだのなかで、ぜんぶ入れかわる、かんがえてみれば、ふしぎで、おもしろいとおもいませんか?
子どもの歯から、大人の歯、乳歯から永久歯への生えかわりは、ちょうど小学校時代におこります。大人になったら、もう生えかわりません。一生、じぶんの歯を大切にしてほしいと思います。そのために、小学校のときの生活が、とても大切なのです。 どうぞ、歯とアゴの成長を、大切にしてください。生まれたばかりの永久歯は、根も小さく、エナメル質もとても、弱い。どうやって口の中をケアするのか、どんな食べ物がいいのか・・・・・。 この本は、良い歯、良いあごづくりの習慣を身につけるための楽しい練習帳です。

   

 

ご両親さまへ
前半は、こどもさんへ、後半はご両親さまへ向けて、まとめました。
近年、矯正歯科治療を希望する方が増えています。不正咬合になってしまい、矯正専門医を受診して治すというのではなく、たくさんのお子さんを見ている中で、予防できる不正咬合もあるのではないかと思いました。実証して下さったお子さまのケースを是非、お伝えしたいと思い、絵本をつくりました。お子さま方ご自身にも読んでいただければ嬉しいです。