審美歯科とは、歯の機能的な回復(単によく噛める)ばかりでなく、色や形など、歯、本来の自然な美しさを取り戻すことを目的とした歯科医療のことです。
歯には、快適に食事をするという機能的な面と、美しい歯の見える笑顔を作るといった審美的な面があると考えています。日常生活を送るなかでどちらも大切な要素となりますので、それぞれを実現させるような治療をご希望を伺いながら行なっています。
もともと歯は、白く、金属色ではありません。人工的とみえるものでなく、自然感があること、調和がとれていることがキーポイントになります。 美しい口元は、好印象を与え、笑顔にも自信がもてるようになります。
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審美治療は審美的、機能的にメリットがありますが、自費診療となりますので、費用がかかります。ご要望をご相談のうえ、ご提案してまいります。
奥歯の噛む面だけの小さな虫歯は、保険診療でレジン(プラスチック)を詰めるだけの治療で、すみますが(1日で完了)、隣の歯に接する面にまで及んだ大きな虫歯は、型をとって、“インレー”と呼ばれるもの作製し、それをはめ込まなければなりません。(少なくとも2回の通院が必要です。)
インレー(歯の詰め物)には、いくつかの種類があります。
セラミック(陶材)の粒子と、レジン(プラスチック)を混ぜたもので作られたインレー(歯の詰め物)で、ハイブリッドインレーと呼ばれています。
[長 所]
・硬すぎず軟らかすぎず、粘り強さがある。
・適度な硬さで、咬み合う相手の歯に優しい。
[短 所]
・金属のインレーやセラミックインレーに比べると、耐久性は劣る。
・強度は弱く割れやすい。
・プラスチックが混合されているので、年数がたつと唾液などの水分を吸収し、変色しやすく、見えるところだと詰め替えが必要となることもある。
e.maxの主成分である二ケイ酸リチウムは、曲げ強度360~400MPa(メガパスカル)を有するセラミック材料で、非常に高い耐久性をもつ素材です。
[長 所]
・非常に見た目が良く、変色しない。
・プラーク(細菌の塊)がつきにくい。
・強度と高い透明感がある。
・歯と分子レベルで、強固に接着するため、二次的に虫歯になりにくい。
[短 所]
・ハイブリッドより強度はあるが割れることもある。
・複雑な色付けには限界がある。
大きな虫歯や根の治療をしたあとは、クラウンによる治療となることが多くなります。一般的には、「差し歯」「かぶせもの」といった呼ばれ方をしています。
審美性を重視した白い材料からなるハイブリッドやオールセラミック(陶材)、機能性を重視した金属を材料とするゴールドなどがあります。
いずれにしても、徐々に金属を使わない流れになっていますが、良く見えるところか、よく噛むところか、となりの歯、相手側のかみあう歯などとの調和を考え、ご提案しています。
ジルコニアは、セラミックの中でも、最も硬い材料です。
長所として、ブリッジやインプラントなど強度が必要なところにも使える、変色、劣化を起こさない、金属より軽く生体に優しい、金属アレルギーを起こさないなどが挙げられます。短所として、歯よりも硬いということが挙げられます。
主成分である二ケイ酸リチウムは、曲げ強度360MPA(メガパスカル)を有するセラミック材料で、非常に強い耐久性を持つ素材です。
長所として、非常に見た目が美しく、変色しない、プラーク(細菌の塊)がつきにくい、強度と透明感を有しています。残存する人工修復物のなかで、限りなく天然の歯に近い色、光沢があり、これらの特徴が長期にわたって変化しません。
特に審美性が要求される前歯の治療には最適といえます。
この特徴は、冠の内側に金属を使用し、その上にポーセレンを焼き付けていくので、見える部分にはポーセレンの色や光沢感の良さと、噛み合わせの部分には強度があるという点の2つを兼ね備えていることです。
古くからあるもので安定しており、適応範囲が広く、前歯から奥歯まで治療することができます。金属が使われます。
一言で言えばポーセレンとレジンの中間的な物理的な特徴を持っているものです。
レジンと比較すると、色や光沢感は安定していますが、ポーセレンに比べると、透明感や自然感は劣り、経時的に変色して行きます。対合歯を傷つけることなく、他の健康な歯と一緒に磨耗していく総合的に良い素材です。
奥歯など、審美的な要求が強くないところが適応です。
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